PSA鑑定の費用は総額いくら?1枚13,150円・10枚なら10,497円【2026年】

PSA鑑定の費用は総額いくら?

【2026年10月30日更新】2026年10月30日に「バリュー」(5,980円・申告価格8万円以下・120営業日)の受付が再開しました。申告価格8万円以下のカードは、スタンダードより安く出せます。この記事の料金表と計算にも反映しています。

PSA鑑定の費用を調べると、「4,980円」「8,980円」といった金額が出てきます。ですが2026年10月現在、その価格では申し込めません。

2026年に入ってから料金改定と受付停止が続いていますが、2026年9月15日に「スタンダード」9,980円(税込)が新設され、これが2026年10月までの最安でした(10月30日のバリュー再開で、申告価格8万円以下のカードはバリューが最安になりました)。しかも鑑定料以外に事務手数料・返送料・往路送料がかかります。

この記事では、実際に手元から出して戻ってくるまでの総額を、枚数別に計算しました。

目次

結論:1枚あたりの総額は10,279円〜13,150円

スタンダード(申告価格10万円)で計算した実額です。申告価格が15万円を超えるカードはプライオリティ(11,980円)扱いになるので、その場合は鑑定料の差だけ上乗せしてください。

1枚10枚20枚
鑑定料9,980円99,800円199,600円
事務手数料550円550円550円
返送料・保険料1,900円3,900円4,700円
往路送料(目安)720円720円720円
合計13,150円104,970円205,570円
1枚あたり13,150円10,497円10,279円

初回は資材費が別途約3,990円かかります(PSA指定のカードセーバー1、スリーブ、緩衝材など)。1枚だけ初めて出すなら、実質17,140円です。

【2026年10月30日更新】申告価格8万円以下のカードをバリュー(5,980円)で出した場合の総額は、同じ計算で1枚9,150円・10枚64,970円(1枚あたり6,497円)・20枚125,570円(1枚あたり6,279円)です(申告価格は1枚8万円として計算)。ただしバリューの予定納期は120営業日(約24週間)で、スタンダードより20営業日長くなります。

安いプランの受付状況(2026年10月30日更新)

バリュー系のプランは2026年に段階的に受付停止になりましたが、2026年9月にスタンダードが新設され、2026年10月30日には「バリュー」の受付が再開しました。バリューバルクは停止中のままです。

日付内容
2025年10月1日バリュープラス 5,980→6,980円、レギュラー 8,980→9,980円に値上げ
2026年2月10日全サービスの料金・納期を全面改定。納期のカウント開始を「荷物到着通知メール」基準に変更
2026年5月15日バリューバルク・バリュープラス・バリューマックスを受付停止
2026年6月3日残る「バリュー」も受付停止
2026年9月10日サービスレベルを再編。エクスプレス 22,980→29,980円に値上げ、「レギュラー」→「プライオリティ」、「ウォーク・スルー」→「プレミア」に改称
2026年9月15日「スタンダード」9,980円(申告15万円以下・100営業日)を新設
2026年10月30日「バリュー」5,980円(申告8万円以下・120営業日)の受付を再開(バリューバルクは停止中)

最安の価格だけを追うと、8,980円 →(2026年2月改定で)11,980円 →(2026年9月の新設で)9,980円 →(2026年10月30日の再開で)5,980円という動きです。金額はいったん戻りましたが、戻ってきたのは納期を引き換えにした枠で、スタンダードの予定納期は100営業日。旧レギュラーの60営業日より大幅に長くなっています。

背景には処理の滞留があります。PSAは約1,000万枚の未処理カードを抱えているとされ、受付を絞っている状況です。2026年10月30日にバリューは再開しましたが、バリューバルクの再開時期は発表されていません。

現在申し込めるプラン(2026年10月30日時点・税込)

サービスレベル鑑定料/枚申告価格の上限予定納期
バリュー(10/30再開)5,980円8万円120営業日
スタンダード9,980円15万円100営業日
プライオリティ11,980円25万円80営業日
エクスプレス29,980円40万円25営業日
スーパー・エクスプレス44,980円75万円25営業日
プレミア89,980円150万円25営業日
プレミアム1149,980円400万円25営業日

申告価格は自分で設定します。低く申告すると破損・紛失時の補償額が下がるうえ、PSAの価格調査で市場価格より低いと判断されると本来のプランとの差額を追加請求されます(料金の調整のみで、納期は短くなりません)。逆に高く申告すると保険料が上がりますが、補償は「申告価格」と「同じカードを買い直す市場価格」の低いほうまでで、PSA側での下方修正もありません。期待するグレードの実勢価格に合わせるのがセオリーです。

申告価格をいくらと書けばいいか、低く書いたときに何が起きるかは、こちらで詳しく解説しています。

鑑定料以外にかかるお金

事務手数料:550円(1オーダーあたり)

枚数に関係なく一律です。まとめて出すほど、1枚あたりでは薄まります。

返送料・保険料:申告価格の合計と枚数で決まる

1枚ごとではなく、1オーダー単位です。

申告価格の合計1〜8枚9〜25枚
〜17万5千円1,900円2,400円
〜100万円3,400円3,900円
〜250万円4,200円4,700円
〜450万円4,900円5,400円
〜1,000万円6,100円6,600円

26枚以上は13,600円〜で、50枚単位で加算されます。

往路の送料:自己負担

PSA側の規定はなく自費です。レターパックで720円程度、ゆうパックで1,000円程度という報告があります。補償のある方法を選んでください。ゆうパック・ヤマト宅急便はいずれも補償上限30万円なので、それを超えるカードは別途検討が要ります。

会員費:日本提出なら不要

PSA Japanへの国内提出なら会員登録は無料・年会費なしです。米国本社に直接出す場合のみ、Collectors Club(年99ドル)が必要になります。

国内提出は全額が日本円建てなので、為替手数料も海外決済手数料も発生しません。これは米国直出しに対する明確なコスト面の利点です。

支払いのタイミング

提出時ではなく、鑑定とホルダー化が完了した後に請求書が発行されます。支払い方法はクレジットカードのみ(デビットカード・プリペイドカードを含む)です。銀行振込・コンビニ決済は2026年5月14日までに申し込んだ人だけが対象です(2026年10月30日更新)。

まとめて出しても、昔ほど安くなりません

以前は20枚以上でバリューバルク(1枚2,980円)が使えたので、まとめ出しの効果が絶大でした。

実例:2025年1月に20枚を提出した記録では、合計62,550円=1枚3,128円でした。

現在は同じ20枚が205,570円=1枚10,279円。約3.3倍です。

鑑定料が1枚固定になったため、まとめ出しで薄まるのは事務手数料と送料だけ。1枚13,150円が10枚で10,497円になる(約20%減)ところで頭打ちです。

納期は「100営業日」では終わりません

2026年2月から、納期のカウント開始が「荷物到着通知メールを受け取った時点」に変更されました。

PSA公式の案内では、荷物到着のお知らせメールまでが約2〜3営業日、オーダー番号のお知らせまでがさらに約2〜2.5ヶ月とされています(2026年9月24日確認)。

  • 荷物到着のお知らせまで:約2〜3営業日(ここから予定納期のカウントが始まります)
  • 公称の予定納期:スタンダード100営業日(約20週間)/プライオリティ80営業日(約16週間)
  • 返送:数日
  • 実務上の目安:スタンダードなら提出から手元に戻るまで5ヶ月前後、プライオリティで4ヶ月前後

この間、カードは手元にありません。相場が動くリスクと資金が拘束されることは、費用と同じくらい重要な検討材料です。

コース別の予定納期と、発送から手元に戻るまでの流れ・日付の目安はこちらにまとめました。

いくらのカードなら出す価値があるか

判断の式はシンプルです。

期待値 = PSA10が取れる確率 ×(PSA10価格 − 美品のまま売った価格)

これが総コストを上回らなければ、出す意味がありません。

そして重要な前提があります。PSA9以下は、美品の未鑑定より安くなることが多いのです。つまりPSA9は「引き分け」ではなく損失です。

総コストを1枚10,500円(スタンダードで10枚以上まとめ出し)として計算すると、必要な価格差はこうなります。

PSA10が取れる確率必要な価格差(PSA10価格 − 美品価格)
20%52,500円以上
30%35,000円以上
50%21,000円以上
70%15,000円以上

※公表されているコストから当編集部が計算したものです。

PSA10と未鑑定の価格差は一般に1.2〜3倍と言われます。ただしセンタリング基準が2025年2月に60/40から55/45へ厳格化されており、PSA10の獲得率は保守的に見積もるべきです。

実質EVでの判断はポケカは鑑定に出すべき?倍率でなく「実質EV」で判断する方法、狙い目の探し方はポケカ PSA10「狙い目」の探し方で詳しく扱っています。

PSA9とPSA10の差は、人気カードほど大きい

カードPSA10PSA9PSA9はPSA10の
遊戯王 究極完全態グレートモス(シークレット)〜150万円〜38万円約1/4
遊戯王 青眼の白龍(青艶)〜130万円〜44万円約1/3
ポケカ リーリエ(SR 397/SM-P)〜350万円〜75万円約1/5
MTG(例示カード)〜45,500円〜43,000円約94%

需要が高いカードほど、PSA9になったときの落差が激しくなります。「人気カードだから安心」ではなく、「人気カードだからこそPSA10を外したときのダメージが大きい」という関係です。

出す価値がないと判断したら

コストが4〜5ヶ月と1枚12,000円超という現状では、「迷ったら出さない」が合理的な場面が増えています。

鑑定に出さず美品のまま売るなら、宅配買取のほうが早く現金になります。相場の確認と売り先の比較は、こちらにまとめています。

ポケカを高く・安全に売るなら?信頼できる宅配買取5店を比較/ポケカ相場の正しい調べ方

費用が分かったうえで「では出す価値があるのか」を実データで検証した記事もあります:鑑定に出す意味がある銘柄は少ない|12銘柄の損益分岐取得率

鑑定に出さずに売ると決めたら、送料・返送料・鑑定品の扱いまで比べた宅配買取の比較記事が参考になります。PSA鑑定済みのカードを買い取る店と、買い取らない店があるので、売る前に確認しておきましょう。

鑑定から戻ってきたPSA鑑定品をどこで売れるかは、買取店とフリマの対応を比べたこちらの記事で確認できます。

よくある質問(FAQ)

PSA鑑定の費用は1枚いくらですか?

2026年10月30日時点で、申し込める最安はバリューの5,980円(税込・申告価格8万円以下)です。8万円を超えるカードはスタンダードの9,980円(15万円以下)。事務手数料550円と返送料・往路送料を足すと、1枚だけなら総額はバリューで約9,150円、スタンダードで約13,150円です(2026年10月30日更新)。

安いバリュープランは使えないのですか?

バリュー系のプランは2026年6月3日以降すべて受付停止していましたが、2026年10月30日に「バリュー」(5,980円・申告価格8万円以下・120営業日)の受付が再開しました(2026年10月30日更新)。バリューバルクは停止中です。

どれくらいで返ってきますか?

スタンダードの公称納期は100営業日(約20週間)、プライオリティは80営業日、10月30日に再開したバリューは120営業日(約24週間)です。この日数は荷物到着のお知らせメールが届いた時点からのカウントで、そこに至るまでにも時間がかかるため、実務上は提出から4〜5ヶ月を見込むのが現実的です。

まとめて出すと安くなりますか?

安くはなりますが、以前ほどではありません。鑑定料が1枚固定になったため、スタンダードなら1枚13,150円が10枚で10,497円になるあたりで頭打ちです(バリューなら1枚9,150円が10枚で6,497円)。

※料金・納期は2026年9月24日にPSA Japan公式サイトで確認した内容です。改定が続いているため、申し込み前に必ず公式でご確認ください。

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この記事を書いた人

トレカガイド編集部。ポケモンカードの相場・鑑定・売買を、中立の立場と一次データで解説しています。鑑定は倍率ではなく実質EV(取得率×PSA10価格−素体−鑑定費−送料)で判断する独自の視点で、初心者が損をしないための情報を発信中。

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