PSA鑑定の費用は総額いくら?2026年9月の最新料金と出す価値があるカードの境目

PSA鑑定の費用を調べると、「4,980円」「8,980円」といった金額が出てきます。ですが2026年9月現在、その価格では申し込めません。

2026年に入ってから料金改定と受付停止が続き、今申し込める最安プランはレギュラーの11,980円(税込)です。しかも鑑定料以外に事務手数料・返送料・往路送料がかかります。

この記事では、実際に手元から出して戻ってくるまでの総額を、枚数別に計算しました。

目次

結論:1枚あたりの総額は12,254円〜15,150円

レギュラー(申告価格10万円)で計算した実額です。

1枚10枚20枚
鑑定料11,980円119,800円239,600円
事務手数料550円550円550円
返送料・保険料1,900円3,900円4,200円
往路送料(目安)720円720円720円
合計15,150円124,970円245,070円
1枚あたり15,150円12,497円12,254円

初回は資材費が別途約3,990円かかります(PSA指定のカードセーバー1、スリーブ、緩衝材など)。1枚だけ初めて出すなら、実質19,140円です。

今、安いプランは全部止まっています

ここが一番重要なところです。バリュー系のプランは、2026年に段階的に受付停止になりました。

日付内容
2025年10月1日バリュープラス 5,980→6,980円、レギュラー 8,980→9,980円に値上げ
2026年2月10日全サービスの料金・納期を全面改定。納期のカウント開始を「荷物到着通知メール」基準に変更
2026年5月15日バリューバルク・バリュープラス・バリューマックスを受付停止
2026年6月3日残る「バリュー」も受付停止

この結果、レギュラーは1年足らずで8,980円 → 11,980円(+33%)になりました。

背景には処理の滞留があります。PSAは約1,000万枚の未処理カードを抱えているとされ、受付を絞っている状況です。バリュー系の再開時期について、PSAの公式発表はありません。

現在申し込めるプラン(2026年9月時点・税込)

サービスレベル鑑定料/枚申告価格の上限予定納期
レギュラー11,980円25万円60営業日
エクスプレス22,980円40万円25営業日
スーパー・エクスプレス44,980円75万円25営業日
ウォーク・スルー89,980円150万円25営業日
プレミアム1149,980円400万円25営業日

申告価格は自分で設定します。低く申告すると破損・紛失時の補償額も下がり、高く申告すると保険料が上がるうえ、上位プランに強制変更されて追加請求されます。期待するグレードの実勢価格に合わせるのがセオリーです。

鑑定料以外にかかるお金

事務手数料:550円(1オーダーあたり)

枚数に関係なく一律です。まとめて出すほど、1枚あたりでは薄まります。

返送料・保険料:申告価格の合計と枚数で決まる

1枚ごとではなく、1オーダー単位です。

申告価格の合計1〜8枚9〜25枚
〜17万5千円1,900円2,400円
〜100万円3,400円3,900円
〜250万円4,200円4,700円
〜450万円4,900円5,400円
〜1,000万円6,100円6,600円

26枚以上は13,600円〜で、50枚単位で加算されます。

往路の送料:自己負担

PSA側の規定はなく自費です。レターパックで720円程度、ゆうパックで1,000円程度という報告があります。補償のある方法を選んでください。ゆうパック・ヤマト宅急便はいずれも補償上限30万円なので、それを超えるカードは別途検討が要ります。

会員費:日本提出なら不要

PSA Japanへの国内提出なら会員登録は無料・年会費なしです。米国本社に直接出す場合のみ、Collectors Club(年99ドル)が必要になります。

国内提出は全額が日本円建てなので、為替手数料も海外決済手数料も発生しません。これは米国直出しに対する明確なコスト面の利点です。

支払いのタイミング

提出時ではなく、鑑定とホルダー化が完了した後に請求書が発行されます。クレジットカード・デビットカード・コンビニ払い・銀行振込に対応しています。

まとめて出しても、昔ほど安くなりません

以前は20枚以上でバリューバルク(1枚2,980円)が使えたので、まとめ出しの効果が絶大でした。

実例:2025年1月に20枚を提出した記録では、合計62,550円=1枚3,128円でした。

現在は同じ20枚が245,070円=1枚12,254円。約3.9倍です。

鑑定料が1枚固定になったため、まとめ出しで薄まるのは事務手数料と送料だけ。1枚15,150円が10枚で12,497円になる(約19%減)ところで頭打ちです。

納期は「60営業日」では終わりません

2026年2月から、納期のカウント開始が「荷物到着通知メールを受け取った時点」に変更されました。

そしてその到着通知が届くまでに1〜1.5ヶ月かかるという報告があります(2026年8月時点)。

  • 到着確認まで:1〜1.5ヶ月
  • 公称の60営業日:約3ヶ月
  • 返送:数日
  • 実務上の目安:提出から手元に戻るまで4〜5ヶ月

この間、カードは手元にありません。相場が動くリスクと資金が拘束されることは、費用と同じくらい重要な検討材料です。

いくらのカードなら出す価値があるか

判断の式はシンプルです。

期待値 = PSA10が取れる確率 ×(PSA10価格 − 美品のまま売った価格)

これが総コストを上回らなければ、出す意味がありません。

そして重要な前提があります。PSA9以下は、美品の未鑑定より安くなることが多いのです。つまりPSA9は「引き分け」ではなく損失です。

総コストを1枚12,300円(10枚以上まとめ出し)として計算すると、必要な価格差はこうなります。

PSA10が取れる確率必要な価格差(PSA10価格 − 美品価格)
20%61,500円以上
30%41,000円以上
50%24,600円以上
70%17,600円以上

※公表されているコストから当編集部が計算したものです。

PSA10と未鑑定の価格差は一般に1.2〜3倍と言われます。ただしセンタリング基準が2025年2月に60/40から55/45へ厳格化されており、PSA10の獲得率は保守的に見積もるべきです。

実質EVでの判断はポケカは鑑定に出すべき?倍率でなく「実質EV」で判断する方法、狙い目の探し方はポケカ PSA10「狙い目」の探し方で詳しく扱っています。

PSA9とPSA10の差は、人気カードほど大きい

カードPSA10PSA9PSA9はPSA10の
遊戯王 究極完全態グレートモス(シークレット)〜150万円〜38万円約1/4
遊戯王 青眼の白龍(青艶)〜130万円〜44万円約1/3
ポケカ リーリエ(SR 397/SM-P)〜350万円〜75万円約1/5
MTG(例示カード)〜45,500円〜43,000円約94%

需要が高いカードほど、PSA9になったときの落差が激しくなります。「人気カードだから安心」ではなく、「人気カードだからこそPSA10を外したときのダメージが大きい」という関係です。

出す価値がないと判断したら

コストが4〜5ヶ月と1枚12,000円超という現状では、「迷ったら出さない」が合理的な場面が増えています。

鑑定に出さず美品のまま売るなら、宅配買取のほうが早く現金になります。相場の確認と売り先の比較は、こちらにまとめています。

ポケカを高く・安全に売るなら?信頼できる宅配買取5店を比較ポケカ相場の正しい調べ方

費用が分かったうえで「では出す価値があるのか」を実データで検証した記事もあります:鑑定に出す意味がある銘柄は少ない|12銘柄の損益分岐取得率

よくある質問(FAQ)

PSA鑑定の費用は1枚いくらですか?

2026年9月時点で、現在申し込める最安はレギュラーの11,980円(税込)です。事務手数料550円と返送料・往路送料を足すと、1枚だけなら総額15,150円程度になります。

安いバリュープランは使えないのですか?

2026年6月3日以降、バリュー系のプランはすべて受付停止しています。再開時期についてPSAの公式発表はありません。

どれくらいで返ってきますか?

レギュラーの公称納期は60営業日ですが、到着確認までに1〜1.5ヶ月かかるという報告があり、実務上は提出から4〜5ヶ月を見込むのが現実的です。

まとめて出すと安くなりますか?

安くはなりますが、以前ほどではありません。鑑定料が1枚固定になったため、1枚15,150円が10枚で12,497円になるあたりで頭打ちです。

※料金・納期は2026年9月1日にPSA Japan公式サイトで確認した内容です。改定が続いているため、申し込み前に必ず公式でご確認ください。

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この記事を書いた人

トレカガイド編集部。ポケモンカードの相場・鑑定・売買を、中立の立場と一次データで解説しています。鑑定は倍率ではなく実質EV(取得率×PSA10価格−素体−鑑定費−送料)で判断する独自の視点で、初心者が損をしないための情報を発信中。

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